天覧競馬
今年の天皇賞(秋)は天皇陛下がご覧になる天覧競馬になりました。
今年は競馬法100周年の年であり、競馬界にとっても大きな節目です。
現在の上皇が天皇在任中に2度天皇賞(秋)をご覧になったのは2005年と2012年でそれぞれヘブンリーロマンス(騎手:松永幹夫(現調教師))とエイシンフラッシュ(騎手:ミルコ・デムーロ)でした。
現天皇陛下は皇太子時代にダービーを2度ご覧になっていますが、天皇賞(秋)をご覧になるのは初めてです。
果たして、どの馬と騎手が天皇陛下の前で1番にゴールを通過し陛下に最敬礼するのでしょうか?
天皇賞(秋)について
天皇賞(秋)は、東京競馬場・芝2000メートルを舞台に古馬最高の栄誉をかけて争われる、長い歴史と伝統を誇る競走です。
■天皇賞の前身
1905年(明治38年)の5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜されたことにより創設した「エンペラーズカップ」が天皇賞の前身。翌1906年(明治39年)には東京競馬倶楽部にも御賞典が下賜され、その後、阪神、福島、札幌、函館、小倉の計7つの競馬倶楽部で「帝室御賞典競走」として行われていました。
■第1回
1937年(昭和12年)に各競馬倶楽部が「日本競馬会」に統合されたのを機に、「帝室御賞典競走」は春が阪神、秋が東京と、東西で年2回開催されることとなり、同年の秋季に東京競馬場・芝2600メートルで行われたレースが第1回の天皇賞とみなされています。
その後、第2回の1938年(昭和13年)春は阪神競馬場・芝2700メートルで、3歳以上の馬によって争われ、第3回の1938年秋からは、「4歳以上、芝3200メートル」の競走条件となり、能力検定競走として京都競馬場において非公開で開催された1944年(昭和19年)春まで「帝室御賞典競走」の名称で行われていました。
■戦争による中断と再開
1944年(昭和19年)秋季から、第二次世界大戦の影響により中断されましたが、戦後の1947年(昭和22年)春に「平和賞」の名前で復活したのち、同年秋から現在の「天皇賞」に改称され、春は京都競馬場、秋は東京競馬場で開催されることになりました。
■競走条件の変遷
1981年(昭和56年)春からは「勝ち抜き制」が廃止されて、過去の優勝馬にも出走権が与えられました。
これまで、タマモクロス(1988年春・秋)、スーパークリーク(1989年秋、1990年春)、メジロマックイーン(1991年春、1992年春)、ライスシャワー(1993年春、1995年春)、スペシャルウィーク(1999年春・秋)、テイエムオペラオー(2000年春・秋、2001年春)、シンボリクリスエス(2002年秋、2003年秋)、メイショウサムソン(2007年春・秋)、フェノーメノ(2013年春、2014年春)、キタサンブラック(2016年春、2017年春・秋)、フィエールマン(2019年春、2020年春)、アーモンドアイ(2019年秋、2020年秋)の12頭が2回以上天皇賞に優勝しています。
長年、「3200メートル・4歳以上」という条件で行われていた天皇賞ですが、1984年(昭和59年)の競馬番組の変革により、秋は距離を芝2000メートルに短縮し、さらに1987年(昭和62年)から秋の天皇賞には3歳馬が出走できるように条件が変更されました。
これにより、春は4歳以上のステイヤー日本一を決めるレース、秋は3歳以上の中距離ナンバー1決定戦と、その性格が明確に分けられました。
もうすぐ記録達成
※金曜日の情報ですので、馬券購入の際は土曜の結果を確認してください。(すでに達成されている記録があるかもしれません)
- 通算勝利数
- 吉田 豊(美浦)通算1,300勝まで、あと1勝
- 嶋田 純次(美浦)通算100勝まで、あと3勝
- 野中 悠太郎(美浦)通算100勝まで、あと3勝
- 障害通算勝利数
- 小坂 忠士(栗東)通算100勝まで、あと1勝
- 年間100勝
- 戸崎 圭太(美浦)年間100勝まで、あと2勝
- 岩田 望来(栗東)年間100勝まで、あと3勝
- GⅠレース勝利数
- 柴田 善臣(美浦)GⅠレース10勝まで、あと1勝
- 浜中 俊(栗東)GⅠレース10勝まで、あと1勝
- 吉田 豊(美浦)GⅠレース10勝まで、あと1勝
今週のオカルト馬券
コース形状に注意
今週は秋の天皇賞、東京競馬場芝2000mで行われます。
このコースはスタートしてすぐ第二コーナーに直角に突っ込むような形になることから、内枠がかなり有利と言われています。
過去10年の複勝圏馬の頭数を調べてみると枠では4枠、5枠・7枠、1枠・3枠の順になっており、イメージ的な内枠(1枠・2枠)が特に有利ということはないようです。(・は同数という意味)
馬番では9番、7番、5番・8番の順でズバ抜けている感じではないです。
総合的に見て4枠または9番の馬が馬券になりそうですが、4枠(4番)はモレイラのダノンベルーガ、9番は川田のプログノーシス、まあどちらもそこそこ人気になりそうです。
ダノンベルーガはドバイに行くまでは川田が乗っていましたし、札幌記念で両馬が対決していますが、プログノーシスに軍配が上がっていますので、ここはプログノーシスで勝負です。
ちなみに、1番人気が予想されるイクイノックスは上記の好馬番7に入りましたので、馬券圏内は堅そうですし優勝の可能性大です。
この時期の東京競馬場の夕方は天気が良いと直線を走る馬たちを西日が照らすようになり、GⅠなどではキレイに仕上げられた馬が輝きながらゴールを目指すシーンはとても美しいです。
今年も場体を輝かせながら鞍上のムチに応え壮絶な叩き合いのシーンが見られることを期待します。

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有料予想のお知らせ
是非ご利用ください。
※こちらはレース前日の22時以降の提供となります。
開催全場から厳選7レースの複勝(1点勝負)をお届けしています。
日曜日の買目
東京
1R 4
2R 10
3R 2
4R 5
5R 10
6R 11
7R 7
8R 2
9R 7
10R 4
11R 7
12R 8
京都
1R 1
2R 9
3R 1
4R 4
5R 11
6R 5
7R 2
8R 8
9R 9
10R 2
11R 16
12R 9
新潟
1R 12
2R 5
3R 13
4R 3
5R 13
6R 11
7R 13
8R 4
9R 6
10R 5
11R 5
12R 2
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